管理人は実は骨が苦手です。
骨を描くのが苦手、とかじゃなくて、
骨は見るのもいやで、骨付き肉とかだいきらーい。
小さい頃、柳の下にぶら下がった骸骨がゆれてる夢を
やたら見たせいかしらと思うんだが、
自分もワンセット持ってるのに、怖くて正視できません。
そんな管理人が小学一年生だったときの図工の時間。
先生が骸骨の標本と黒い画用紙抱えて教室に入ってきた。
「今日からしばらく骸骨さんのスケッチをしましょう」
いらねえよっ!そんなのっ!!!
黒い画用紙に白いクレヨンでガシガシ頭蓋骨から描いていくんだ。
肩辺りまで描くと紙からはみ出るので、
2枚目の紙を下に貼り付けて肋骨、尾骶骨と紙を継ぎ継ぎ描いていく。
せんせー、わたしスケッチの対象が正視できないんですけどぉー。
なんて管理人はおとなしい生徒だったので、とてもとても言えなくて、
泣きそうになりながら、ちまちま描いていた。
もちろんそんな事情があるので、描くペースは尋常じゃなく遅く、
みんなが書き終わる頃、まだひざも描けていなかった。
「今日で骸骨の授業は終わりよ。
描きあげないと点数あげられないわよ」
せんせー、むしろ、ここまでがんばった自分をほめてくださいよー。
結局、描きあげることもできず授業は終わったのだが、
その授業の最後でせんせーが言った。
「今日でがいこつさんともお別れなので、
みんなで握手しましょうね」
あほかぁぁぁぁーーーーーー!!!!!!!
みんなが列作って握手してるなか、
「あとで並ぶよ」「もう握手したよ」
みたいなふりして席で小さくなっていた管理人だった。
学校の授業のなかで、
一等辛い授業ってこれだったな。
死んだ。
人体の不思議展とかの広告見るたびに
このキョーフの過去が甦るのだ。