相続放棄

先日、相続放棄の手続きを自分でしてきました。
10日後くらいに受理の通知がきたので、
手続き作業の覚書です。

「えっ、そんなトラップが。」と思った点

  • 必要な郵便切手が裁判所によって違うらしい
  • 裁判所の営業時間短い?
  • 裁判所に提出する申請書は、戸籍謄本通りに書く
  • マイナンバーは提供しない
  • 相続放棄申述受理証明書は窓口で申請用紙をもらう
  • 戸籍謄本の郵送申請は定額小為替(そういえばそうだった)

参考サイト

裁判所(相続放棄の申述)
裁判所(裁判所の管轄区域)
裁判所(相続放棄の申述書と記入例)
裁判所(相続放棄の添付書類一覧-但し仙台バージョン)

1.必要な郵便切手が裁判所によって違うらしい

申請には収入印紙と郵便切手が必要なんですけども、
裁判所によって切手の必要額が違うそうです。
事前に電話で確認しておくのが良さそうです。
(自分の場合、多すぎたので、受理通知と一緒に切手で返してもらえました)
管轄の裁判所は、亡くなった人の住所があるとこの家庭裁判所です。
自分の場合は本籍・住所が同じ場所だったのでこのへんシンプルでした。
ネットで裁判所内で切手や収入印紙を買った人の動画があったんだけど、
どこの裁判所でもやってるかは訊かなかったので不明。

2.裁判所の営業時間短い?

「受付時間は,月曜日から金曜日(祝祭日及び年末年始を除く。)の
午前9時30分から午前11時30分まで,午後1時から午後3時30分までです。」
という裁判所の文言を見て、そこ合わせで動いたんだけど、
これ、手続き案内の受付時間なので、
書類が揃ってるなら開庁時間の「午前8時30分から午後5時00分」でよさげですね。

3.裁判所に提出する申請書は、戸籍謄本通りに書く

略字とか、手癖で曲げるとこを曲げてない漢字とか
書き直しさせられます。
なので、戸籍謄本もらってから、その文字のままきちんと書き写す方が安心と思います。
といっても、間違えたら二重線で書き直して認印押しとけばいいので、
直接裁判所に申述書を持って行ける場合は、
受付のお姉さんがチェックしてくれるので、
そんなに心配しなくてもOK。
(お姉さん、お手数おかけしました)

4.マイナンバーは提供しない

提出する住民票の除票は、マイナンバーの記載がないものという指定がある。
提出時にハンコと身分証明書が必要なんですけど、
マイナンバーカードは推奨されてないっぽい。
運転免許証や保険証が無難みたい。
自分はパスポート持って行きました。
ハンコは認め印でOK。

5.相続放棄申述受理証明書は窓口で申請用紙をもらう

申述書のPDFはネットにあるけど、
受理証明書のPDFはないっぽい。
窓口で「証明書ほしいです」といったら、申請書出てきて記入した。
これも収入印紙と切手が必要。
必要な場面があるかどうかわからないけど、
証明しろやーと言われて、また手続きするのも面倒なので、
とりあえず1通申込んどいたら受理通知と一緒に送ってくれた。

6.戸籍謄本の郵送申請は定額小為替(そういえばそうだった)

戸籍謄本を郵送で請求する場合は
手数料分の定額小為替と返信用の切手を貼った封筒
この作業だけで俄然手続き煩雑になるよね。
(そして定額小為替の手数料高い)
自分は自力で行ける範囲だったので、
窓口まで行ったけど。

まとめ(自分の行動手順)

テレワークのお昼休みに自分の戸籍謄本を取りに行く

相続放棄申述書をダウンロード、出力しておく

有給もらって午前9時に目的地の市役所に到着

被相続人の戸籍謄本(全部事項証明書)と戸籍附票をとる。
(必要なのは被相続人の住民票除票又は戸籍附票なので、
戸籍附票だと、謄本と一緒の申請用紙で済む)

市役所の邪魔にならない場所の椅子で
謄本見ながら申述書に記入。
(iPadが有能な画板になった)

郵便局で収入印紙と切手を買う

裁判所で書類提出

帰宅
(駅-市役所-郵便局-裁判所-駅、が約5km。
2時間程度で終わりました)
よく歩いたな。

おまけ

財産にかかわらず放棄一択なら
「相続財産の概略」は、「不明」って書いてOK。
(財産の調査必要なし)
放棄の理由はその他「親族と関わりたくない」でもOK。

修学旅行?

最近2回ほど通勤途中に、
高校生くらいの制服を着た団体さんを見かけた。
引率の先生らしい人もいたから、修学旅行か何かかなあ、と思ったんだけど。
例年なら「うへ、電車混む」くらいにしか思わないんだけど


「おでかけかー?
よかったなあ。
楽しんでこいよー」

みたいな単語しか浮かんでこなかった。
修学旅行にいける世界のこの素晴らしさ。
(なんかおかしい)

昔さあ、阪神淡路大震災の前の年くらいに
ロサンゼルスで大地震あって、橋や道路がえらいことになってて
テレビでアナウンサーが専門家に
「日本でこのような地震が起きた場合、大丈夫でしょうか?」
って聞いたのね。
そしたら専門家さん
「日本では、きちんと耐震基準が決められていて
構造物の作りが違いますから、大丈夫です」
みたいなことを言ってたのね。
(記憶頼りだから、文言はあやふやだけど)
で、翌年阪神では、あの惨状。

そのあと色々基準が改定されて、
橋脚を補強したり(柱が腹巻きついてるみたいなアレです)、
桁に鎖つけたり、千枚通しみたいな棒で桁をさしとけば
落っこちないだろうって、落橋防止装置とか変位制限装置とか
取り付けてたんですけど、(図面書かされたり、数量拾ったりしてた)
東日本で桁流されちゃいました。

「まさか水で持ち上げられて、持っていかれるとはー」

ってみんなびっくらこいてました。
人間の英知なんてそんなもん。
「だいたいこれくらいかなー?」
「あっ、ちょっと違ってた。修正、修正」
の繰り返しと思うんですけど。

なんで、科学者なのに平気で
「ありえない」
「完全に証明されている」
みたいな言い切り型の人の話は聞かないことにしている。

「Aがあるというエビデンスはない」は言っても
「Aがないというエビデンスもない」は言わなかったりするからタチ悪い。